野沢和弘氏「障害のある人がその人らしく地域で暮らしていくとはどのようなことか、ご一緒に考えてみませんか」

青空
今日は野沢和弘氏の講演会に行ってきました。

「“障害者差別解消法”平成28年の施行に向けて」という演題で

「身近にある差別の現状を見つめ直し、障害のある人がその人らしく地域で暮らしていくとはどのようなことか、ご一緒に考えてみませんか。」

というもの。

最初案内が来た時はなんだか難しそうだし、面白くなさそうだし…と、興味がなかったのですが、毎日新聞論説委員で自閉症のお子さんの父親という野沢和弘氏のプロフィールを見て、行ってみようかという気になりました。

障害児の親ということで、より身近に障害者の問題を考えているだろうし、毎日新聞論説委員なら話もうまくまとまっているだろうし、という期待です。

で、行ってみたら、期待以上に面白かったし、ためになりました。

こうした法律は単に「障害者を差別するな」と言うだけかと思っていたけど、障害のある人の不便さを解消するための合理的配慮という面もあるのだと知りました。

たとえば障害者だから投票権がない、というのは差別だけど、投票してもいいですよ、と言いながら投票所に段差があって車いすでは行けない、そうした場合は合理的配慮が足りない、ということになるわけです。

知的障害者の場合、漢字が書けないので投票できない、あるいは読めないので候補者の名前がわからない、という場合もあるので、投票用紙は投票したい人に○をつける方式にするとか、候補者名にはルビをふったり、顔写真をつけたりするとか、そうしたやり方ができないものか、ということになります。

そして、こうした合理的配慮は、障害者だけでなく、健常者にとっても資する部分があるのではないか、とも言われました。

車いす用のトイレは、今や多目的トイレとして赤ちゃん連れの人がオムツを変えたり、乳幼児連れの人には幼児向けイスがあったり、服を着替えるための着替え台があったり、妊婦や高齢者が休めるよう簡易ベッドがあったり、障害者に限らず、誰でも使えるような便利な設備が整えられています。

たしかにあれは便利です。
荷物の多いときなどは助かりますね。

マヒロは車いすではありませんが、ところどころで介助が必要なので、トイレは一緒に入ります。
でももう身体も大きいし、女性用のトイレに連れて行くのは気が引けます。
それに、個室に2人ではいると窮屈でした。
多目的トイレなら広いし、男性でも女性でも入れるので安心して利用できます。

そうした合理的配慮の義務もこの法律ができることで、公的機関は課せられることになります。

ただ、障害者、差別を受けている側も法律ができたから安心、というわけではなく、どう活かしていくかを考え、積極的に動かなければならない、と言われました。

受け身ではだめなんですね。
マヒロやアスカが将来生きやすい社会にするために、親もちゃんと勉強しないとだめなんだなあと思いました。

野沢和弘氏はあちこちで講演会開いているようなので、機会があったらぜひ足を運んでみてください。

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