今日は高次脳機能障害の専門医であるH医師のクリニックに行ってきました。
低酸素脳症の後遺症としててんかんの発作がとまらないため、漢方薬を処方してもらうのです。
デパケンとテグレトールは神経内科で処方してもらっているのですが、H医師いわく
「西洋と東洋の薬を合わせると効く。これ以上薬を増やしたくない人は漢方を取り入れるといい」そうで、その言葉を信じて「柴胡加竜骨牡蛎湯」も飲ませています。
飲み始めてもう数カ月になりますが、発作は1週間に5日ほど。
まったくない日もありますが、3回出る日もあります。
「うーん。なくならないねえ」と言いながら、H医師は金属の棒のようなものでマヒロの頭をこすり、
「電気が溜まっている。これを逃さないと」と言います。
以前は石でこすっていました。
「これはね、インターネットで買った石です。電気を逃がすんです」と卵大の石を見せてもらったことがあります。
今は金属に変わったようです。
それはともかくとして、H医師はマヒロの頭をあちこちこするうちに、
「この左側だけひどく痛がるね。側頭葉のてんかんかもしれない」と言い出しました。
「だとすると難治性だなあ…」とつぶやくH医師。
「発作のとき、視線がいつも左上になってない?」
うーん。気がつきませんでした。
「左側に原因があるとしたら、発作のときに右の手とかが動くね」
たしかに右が動きます。利き手だからかと思っていました。
「発作のときに身体を動かしたり大声を出したりすることがある?」
てんかんには種類がある
それは両方あります。
急に意味不明のことを口走りながら、右手を激しく身体をこすったり、歩き出したりします。
発作は朝が多いことを話すと
「先手を打って、朝起きたら軽い運動をさせるといいね。家の周りを歩くとか」
それはアスカがいるからたぶん無理…
「あとは頭をさすって電気を逃がすといいです。シャンプーでも電気が手を伝わって逃げますから、寝る前とか朝起きたときに頭をマッサージしてあげるといい」
それならできそうです。
早速今夜からやってみることにしました。
漢方薬はもうしばらく続けることになりました。
家に帰ってから「てんかん 側頭葉」を検索してみました。
「抗てんかん薬が効きにくい」
「薬物治療によって、発作がいったんおさまることもあるが、再発すると、薬で完全に発作を抑えるのは困難」
「外科手術が効果的」
「外科的治療においても発作が抑制されなかった場合には予後は不良」
要するに、薬が効かない、手術でもだめなときは治らない、ということのようです。
憂鬱になりました。
薬でいったん発作がおさまるが再発、というのはマヒロと同じです。
ただ、唯一これは違う、と思ったのは、側頭葉のてんかんは複雑部分発作だということ。
マヒロは発作の様子を撮影した動画を見てもらったところ、神経内科の医師もH医師も
「全身発作だね」と言っていました。
側頭葉に原因があるのか否か。
いずれにしても早く発作が治まってほしい。
秋の脳波検査の結果しだいでは、新しい薬を追加することもやむを得ないのかなと覚悟しています。
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